着やせするVRoid衣装をつくる
はじめに
VRoid Studioは手軽に3Dアバターを作ることのできる優れたアプリですが、VRoidのワンピース雛形やロングコート雛形からつくられた衣装はVRoid人体よりひとまわり大きく、平均より胸サイズの大きい女性型モデルが着ると太って見えます。
VRoidで着太りを回避するには、着やせするデザインの服を自作する必要があります。着やせするデザインにはいくつかの基本テクニックがあるので以下にご紹介します。
物理的にウエストを絞る
ボディスーツの上にワンピースを着た状態でワンピースのウエスト値設定を-150まで絞ると、下に着込んでいるボディスーツが露出します。ボディスーツを使ってワンピースのウエストパーツをつくることでウエストの細い服をつくることができます。
縦線を描きこむ
縦縞の服を着るとやせて見える目の錯覚を応用し、縦線を服の前身頃に描きこむことで(またはそのようなパーツを配置することで)、体型を細く見せることができます。
偽のボディーラインを描きこむ
縦線の応用で、ウエストの引き締まったボディーラインを連想させる曲線を服の前身頃に描きこむことで(またはそのようなパーツを配置することで)、ウエストを細く見せることができます。
サイズ差で細さを強調する
細く見せたい部分に隣接する部分を幅広くすると細さが強調されます。腕の細さを強調するには半袖の袖を広くするか大きなパフスリーブにします。ウエストの細さを強調するには丈の短いショートジャケットを合わせます。
色で細さを強調する
膨張色(赤・黄・白・等)に塗られた物体は実寸より膨らんで見え、収縮色(青・緑・黒・等)に塗られた物体は実寸より縮んで見えます。この目の錯覚を応用し、服の配色でウエストを細く見せることができます。
おわりに
VRoid Studioで個性的な3Dアバターをつくるには衣装の自作は避けて通れません。VRoid Studioの同梱衣装を部分的に修正するだけでも個性は表現できます。ぜひ衣装自作にチャレンジしてみてください。